エクセルのワークシート上で関数を使って計算するとき、他のセルを参照した式を使用することがありますよね。
このとき参照元の値を変更したあとにその変更が反映されない(計算結果が更新されない)ケースがあります。
これは自動計算の設定になっていない場合に起こります。
意図的に設定していないのであれば、とても困ってしまいますね。
本記事では「エクセルで参照元の値の変更が計算結果に反映されないときの対処法」を解説します。
1.参照元の値の変更が反映されない原因
こんにちは。エクセルマン・ブリーダーのしもむぎ(@re_znd13)です。
まずは、参照元の値を変更したときに計算結果に反映されない原因を見てみましょう。
画像を見てください。
数式タブの【計算方法の設定】は、【自動】にチェックが入っていますね。
エクセルのデフォルト設定ではこの【自動】になっています。
この設定によって、参照元の値の変更をした場合に即時反映(更新)してくれるのです。
計算結果が即時反映されない場合はここが【手動】になっていないかをチェックしてみましょう。
2.参照元の値の変更が反映されないときの対処法
2.1 計算方法の設定を変更する
前章で確認した通り、参照元の値を変更しても計算結果が即時反映されない場合には、数式タブの【計算方法の設定】が【手動】になっているのが原因でした。
この場合のひとつめの対処としては、【手動】→【自動】に変更することです。
数式タブから【自動】を選択するか、もしくはオプションのウィンドウで【自動】を選択します。
2.2 式を再入力する
ケースによっては、必ずしも【自動計算】がよいわけではありません。
同じシートで多くの参照計算をさせるケースなどでは、ひとつの値を変えるだけで関連するセルの計算がされてしまうので、とても重くなってしまうことがあるのです。
こういった場合では、【手動計算】の設定にしておくのもひとつの手です。
最終的には【自動計算】に設定するのがよいですが、それまでに編集するときなんかは、式を再入力するとそのセルの計算結果は即時反映できます。
対象のセルをダブルクリックするか、F2キーを押すかすると、式の編集が可能です。
編集をせずにEnterを押せばOKです。
3.まとめ
本記事では「エクセルで参照元の値の変更が計算結果に反映されないときの対処法」を解説しましたが、いかがでしたか?
基本的には自動計算をさせておくのがよいですが、たくさんの複雑な計算をさせる場合には手動計算と使い分けしましょう。