エクセルで文字列を結合する方法!組合せにオススメの関数も!

エクセルでは表計算の他、文字列を扱うことも多いですよね。

文字列を扱う上で知っておきたいテクニックとして文字列の一部を「抽出」する方法と、文字列同士を「結合」する方法があります。

本記事では「文字列を結合する方法と、その際に組み合わせるとよい関数」を解説します。

抽出する方法については、別記事「エクセルで文字列を抽出する関数3選!他関数との組合せも解説!」で解説しましたので、そちらを参照ください。

1.エクセルで文字列を結合する方法

こんにちは。エクセルマン・ブリーダーのしもむぎ(@re_znd13)です。

エクセルで文字列を結合するには「&(アンド)」を使います。

下の画像は、”あいう”という文字列と”えお”という文字列を結合する例です。

セル参照でも結合は可能です。

下の画像では、A1セルとA2セルの文字列を結合する例です。

2.文字列の結合例(報告書台帳)

文字列の結合例を、別記事「エクセルで文字列を抽出する関数3選!他関数との組合せも解説!」で用いた報告書台帳で説明します。

報告書台帳の完成イメージは以下の2つの画像を見てください。

一枚目の画像は入力シートになります。

A列にファイル名を入力してあります。

ファイル名の入力規則だけ揃えていて、

[報告書No.]_[日付]_[報告書名][(報告者)][.拡張子]

となっています。

二枚目の画像は出力シートとしての報告書台帳になります。

入力シートのファイル名から、報告書No.と日付、報告書名、報告者、ファイル形式を抽出しています。

抽出方法は、別記事「エクセルで文字列を抽出する関数3選!他関数との組合せも解説!」で詳しく解説していますので、そちらを参照していただきたいのですが、本記事では日付とリンク部分の作成について見ていきます。

2.1 文字列を結合して日付を作成する

報告書台帳の二項目め(B列)は日付です。

別記事「エクセルで文字列を抽出する関数3選!他関数との組合せも解説!」ではyyyymmdd形式の8桁の数値として抽出していましたが、日付として認識されないので、少し不便なところがあります。

そこで、「抽出」と「結合」を使って、日付と認識できるようyyyy/mm/dd形式となるようにしてみます。

式は以下のようになります。

MID関数でyyyy部分、mm部分、dd部分を個別に取り出し、その間に”/(スラッシュ)”を含めて文字列結合しました。

結合は上記の通り、「&(アンド)」を用いています。

=MID(入力シート!A2,9,4)&"/"&MID(入力シート!A2,13,2)&"/"&MID(入力シート!A2,15,2)

ここではMID関数との組合せ例となりましたが、LEFT関数やRIGHT関数で取り出した文字列も同様に結合させることができます。

2.2 HYPERLINK関数と組み合わせてリンクを作成する

報告書台帳の最後の項目(F列)はリンクです。

例えば同じ部署の担当者間などでファイルを共有するようなケースを想定しています。

リンクを張っておけば台帳から直接PDFなどのファイルを開いて、内容を確認できるというわけです。

ここでは、HYPERLINK関数との組合せを紹介します。

この関数の構文は以下です。

HYPERLINK(リンク先,[別名])

この構文に則って、F列にリンク部の作成をしました。

リンク先としては様々な形があるかと思いますが、ここでは”https://excel-bu.com/”の直下にファイルを格納してあるというケースを想定しています。

ドロップボックスなんかだと”D:\Dropbox\My Documents”などとなるかと思いますので、環境に合わせて変更してみてください。

この共通部分とファイル名を「&(アンド)」で結合してリンク先を作成しました。

HYPERLINK関数は省略可能な[別名]という引数があります。

別名を設定しなければリンク先が表示されます。

あまり長い文字列を表示させたくない場合などに、別名を設定するとよいです。

下の例では、報告書名を表示させてみましたが、報告書No.などでもよいかもしれません。

3.まとめ

本記事では「文字列を結合する方法と、その際に組み合わせるとよい関数」を解説しましたが、いかがでしたか?

文字列の結合と抽出は対になる機能ですので、LEFT関数、RIGHT関数、MID関数との組合せはぜひ覚えておきましょう。

その他、HYPERLINK関数との相性もよいです。

活用例として紹介した報告書台帳のようなツールにももってこいです。

時短や作業効率改善に向けてどんどん活用していきたいですね。

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